北中米W杯アジア最終予選で大健闘中のインドネシアに新たな帰化選手が加入することになる。
インドネシアサッカー連盟(PSSI)会長でイタリア1部インテルのオーナーを務めていたエリック・トヒル氏は、オランダ2部メヘンに所属するFWオレ・ロメニー(24)がインドネシアに帰化する方針を明かした上で、来年3月のW杯アジア最終予選で同国代表に加わる見込みであると語った。
ロメニーはU―20オランダ代表にも選出されていたストライカー。日本と対戦したインドネシア代表メンバーには14人の帰化選手が選出されていたが「純粋なストライカーがいなかった」ため、同FWに大きな期待がかかる。インドネシア「LIPUTAN6」など各メディアによると、トヒル会長は「彼はインドネシア代表に変化をもたらすことができると言った」と伝えていた。
インドネシアは最終予選で勝ち点6の3位。出場権を得られる2位オーストラリアとは勝ち点1差ながら4位サウジアラビア、5位バーレーン、最下位(6位)中国とも勝ち点で並んでいる。新たなストライカーが加われば、得点力アップは確実で熾烈な2位争いを制するための〝切り札〟ともいえそうだ。