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2000年代のアニソン名曲の1つ!バッハの某有名曲引用がニクイ【アニソン四半世紀】

東スポWEB 2024年11月24日 10時4分

【stella quintet「CRESCENDO」】

「CRESCENDO」は、2006年から07年にかけて放送されたアニメ「金色のコルダ~primo passo~」のエンディングテーマ。歌っているstella quintetは、同アニメでキャラクターを演じた声優の谷山紀章、伊藤健太郎、福山潤、森田成一、岸尾大輔(現・だいすけ)ら5人によるユニットだ。

原作が主に女性を対象とした恋愛シミュレーションゲームなので、本紙の男性読者諸兄にはほとんどなじみがなかったかもしれないが、この曲は間違いなく2000年代のアニソン名曲の1つに数えられる必聴ソングといえるだろう。

「金色のコルダ」の舞台は高校の音楽科。したがって作品全体がクラシック音楽を重要なモチーフとしたものになっている。とはいえ「CRESCENDO」がガチガチのクラシック曲かといえば決してそうではなく、基本的には5人の声の重なりが美しいポップスだ。ただし全編を彩る流麗なストリングスアレンジはクラシカルな響きがたっぷり。そこにハイハットが細かくリズムを刻む2000年代的R&Bのビート感が合体して、独自のサウンドが構築されている。

シングルのカップリングには同曲をバイオリンとピアノだけで演奏した、それこそクラシック音楽要素全開の別バージョンも収録されているが、やはり歌入りバージョンの方が圧倒的にユニークで聴きごたえがある。

ちなみにこの「CRESCENDO」、エンディング部分でほんのちょっとだけバッハの某有名曲が引用されて曲が締めくくられる。それもニクイ好演出だった。

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