24日放送のフジテレビ系「ワイドナショー」(日曜・午前10時)では、石破茂首相の〝外交マナー〟が物議をかもしていることを取り上げた。
石破首相はアジア太平洋経済協力会議(APEC)と20カ国・地域(G20)首脳会議に出席するため、ペルーとブラジルを訪問し、各国の首脳とも個別に会談。石破氏にとって初の本格的な外交デビューとなったが、着席すると腕を軽く組んだり、すぐにひとりでスマートフォンを操作。あいさつに訪れた各国の首脳に対しては、立ち上がることなく、座ったまま握手を交わす場面が確認された。
数多くの首脳外交を取材してきた元NHK解説主幹でジャーナリストの岩田明子氏は「(各国首脳に)自分を売り込む、1人でも多くの人にあいさつする場も失ってしまったし、立ち話もできなかったし、多国間どういう組み合わせでコソコソ喋ってるのかを凝視している感じでもなくてスマホを触ってらした。そこもちょっと大事な情報を見落としちゃったんじゃないかと」と私見。石破首相自身は防衛大臣の時代、国際会議など外交の舞台を経験しているだけに、「(外交)マナーはわかっていると思うんですよね…」と残念がった。