24日放送のフジテレビ系「ワイドナショー」(日曜・午前10時)では、石破茂首相の〝外交マナー〟が物議をかもしていることを取り上げた。
石破首相はアジア太平洋経済協力会議(APEC)と20カ国・地域(G20)首脳会議に出席するため、ペルーとブラジルを訪問し、各国の首脳とも個別に会談。石破氏にとって初の本格的な外交デビューとなったが、着席すると腕を軽く組んだり、すぐにひとりでスマートフォンを操作。あいさつに訪れた各国の首脳に対しては、立ち上がることなく、座ったまま握手を交わす場面が確認された。
数多くの首脳外交を取材してきた元NHK解説主幹でジャーナリストの岩田明子氏が「ちょっと大事な情報を見落としちゃったんじゃないかと」などと指摘すると、20代から石破総理と交流のある元総務相、元鳥取県知事の片山善博氏は「石破さんね、分が悪いんですけど。ずっと石破茂さんを見てますけど、実はすごくシャイなんですよ。ですからね『目つき悪い』と言う人もいるんですけど、シャイな面が出ている」とフォロー。しかし、MCの東野幸治は「お言葉ですけど、いくつやねんって話」とツッコんで、スタジオから笑いが。お笑いタレントの今田耕司も「国の代表をシャイ言われても…」と苦笑いした。
それでも片山氏は「今回、(首相として外交)初デビューじゃないですか。ですから言葉も通じない中で、作り笑いして振舞うのは一番石破さんの苦手なところ。今回のことを教訓として、これから立ち居振る舞いを変えて、いただくのを私は望んでいます」と願うと、首相を支えるスタッフの人材難も指摘。「やっぱり各国に対応できるくらいの通訳のできる人や、各国の首相が来たらめざとく見つけて…」と助言すると、岩田氏は「チーム作りが大事なんですよ、総理大臣って」と同意していた。