24日放送のフジテレビ系「ワイドナショー」(日曜午前10時)では、兵庫県知事選に再選した斎藤元彦氏について取り上げた。
コメンテーターとして出演した元鳥取県知事の片山善博氏は選挙結果について、「最初はですね、勝負にならないだろうと思ったんですね。ところが告示になって、大勢(7人出馬)出ましたけど、その中で失礼ですけど、本命という人が見当たらなかったんです」と見解。
MCの東野幸治が「稲村さんは…」と2位で敗退した元尼崎市長の稲村和美氏の名前を出すと、片山氏は「県議会の構成をみてみると圧倒的に多いのは自民党。自民党は候補を出さなかった、出せなかった。稲村さんは市長をされて22人の県内の市長が支持を表明されましたけど、駆け込みなんですよ。心情的に違うとか、距離感があった。(稲村さんに)否定的な人も多かった。ただ、このままいくとどうも斎藤さんが返り咲きそうだ、マズいな、と。で、22人がどっと駆け込みで支持に回った」と指摘した。
これに今田耕司が「でも、そら有権者にはそうにしか見えないんじゃないですか、駆け込みで応援しても」と言うと、片山氏は「有権者から見ると、既得権益の人が県政を守ろうとしてるんじゃないか、と見られた。失礼ですけど、かえってマイナスに作用したんじゃないか」と私見を述べた。