陸上の女子1万メートルで日本歴代3位の記録(30分45秒21)を持つ不破聖衣来(拓大4年)は、来春から三井住友海上で己の腕を磨く。
群馬県出身の不破は中学時代からタイトルを総なめ。健大高崎高時代はケガに悩まされるも、拓大1年時に出場した全日本大学女子駅伝の5区(9・2キロ)で区間記録(28分00秒)をマークし、一躍脚光を浴びた。近年は五十嵐利治監督と二人三脚で体づくりに励んでおり、大学生活最後となった10月の全日本大学女子駅伝は5区を31分20秒の区間7位で駆け抜けていた。
陸上ファンが不破の進路に注目していた中、24日の全日本実業団対抗女子駅伝(クイーンズ駅伝)で解説を務めたマラソン女子でシドニー五輪金メダルの高橋尚子氏が、中継内で不破の進路先を三井住友海上と告白。まさかの先出しに陸上ファンからは「拓殖大の不破選手は卒業後、三井住友海上なんですね。高橋尚子さんがテレビで言っていました」「不破聖衣来、三井住友海上に行くって高橋尚子がぶち込んできた」「不破の進路、高橋尚子が口走っちゃった感じでは…」などの声が上がっている。
複数の関係者によると、不破は来春から三井住友海上に入社予定という。