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【九州場所】琴桜が念願の初優勝「そろそろ優勝しないと先代にも怒られると思った」

東スポWEB 2024年11月24日 18時34分

念願の初賜杯だ。大相撲九州場所千秋楽(24日、福岡国際センター)、大関琴桜(27=佐渡ヶ嶽)が大関豊昇龍(25=立浪)をはたき込んで14勝目(1敗)。大関同士の相星決戦を制して念願の初優勝を果たした。

琴桜は優勝力士インタビューで「決定戦を経験したり優勝に近づいても優勝できない場所が続いて苦しい思いもあった。しっかり辛抱してやれば賜杯を抱けるんだと、しっかり実感できました。初めての賜杯? 重かったです」と喜びをかみしめた。

豊昇龍との大一番については「土俵に上がるまでは意外と落ち着いてたんですけど、控えに入った時に少し高ぶりもあって。それを落ち着かせながら目の前の一番に集中して臨めた。この一番で決まるので余計なことを考えずに自分らしくいこうと思った。ガムシャラに取っていたので全然内容は覚えていない。集中して相撲を取り切った結果。気付いたら相手が土俵に落ちていたので、それでやっと勝ったと実感した」と振り返った。

大関5場所目での初優勝は、祖父で元横綱の先代琴桜と同じタイミング。「そろそろ優勝しないと先代にも怒られると思ったので。先代も5場所目で優勝? 後から聞かされたんですけど、間に合って良かったです。まだ、先代は横綱ですし、ここで満足するなと言われる。しっかりとここからまた次の場所に向けて準備して、先代に追いつけるようにやっていければ」と番付の頂点を見据えた。

来年1月の初場所では初めての綱取りに挑む。「来場所に向けて自分らしくやっていくことが大事。しっかり強い気持ちで臨んでいきたい。今持っている持ち味もそうですし、先代親方(元横綱琴桜)にも師匠(元関脇琴ノ若)にもないような相撲を取っていきたい」と決意を新たにした。

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