楽天は11月30日提出予定の契約保留者名簿に田中将大投手(36)を記載しないことになったと24日に発表。これを受けて田中将は自身のYouTubeチャンネルで「新たなチームを探すことに決めました」と退団を表明した。
日米通算200勝へ残り3勝に迫ったレジェンドに激震だ。田中将は「この度、私は、楽天イーグルスと来季の契約を結ばずに、新たなチームを探すことに決めました」と退団することを明らかにした。
続けて「これまでお世話になった球団関係者の皆さま、そしてスタッフのみなさん、チームメイトのみんな、ありがとうございました」と周囲に感謝の言葉を述べると、「ファンの皆さん、日本に戻ってきてからイーグルスで日本一になることを目標にみなさんとともに、日本一になりたい一心でプレーをしてきました。この4年間でその目標がかなわず本当に残念です」とファンに謝罪した。
その目はすでに来季を見据えていた。「来季はどこでプレーをするかというのは、まだ何も分からない状態ですけれども、今の自分はいいコンディションで、いいトレーニングを積むことができています。来季は今年投げられなかった分、さらにしっかりと投げて戦っていきたいと思っているので、引き続きしっかりと準備をしてオフシーズンを過ごそうと思っています」と自信をのぞかせた。
最後に右腕は「結論が出た時に、またこの場で自分からみなさんへご報告させていただきます」と新天地が決まり次第、報告することを約束した。
プロ18年目の今季、田中は日米通算200勝に3勝と迫りながらコンディション不良のため一軍登板は5回4失点で負け投手となった9月28日のオリックス戦のみ。自身初のシーズン未勝利に終わった。