愛知・名古屋市長選が24日投開票され、日本保守党、減税日本が推薦した元副市長の広沢一郎氏が当選確実となった。
衆院選で当選した河村たかし氏の市長失職に伴う市長選で、計7人が立候補。自民、立憲、公明、国民民主党が推薦した元国民で元参院議員の大塚耕平氏が有力な対抗馬だったが、締め切り直後の午後8時に広沢氏が当選を確実にした。
作家で保守党の百田尚樹代表はユーチューブライブで開票速報をチェックし、「良かったね~。私は勝つのは分かっていたが、メディアはずっと『接戦や』と言っていた。いい加減にせえや」とゼロ打ちに喜んだ。百田氏は8日にネット番組での発言を巡って、炎上し、10日の告示日に広沢氏の応援に駆け付けた際にも釈明に追われるドタバタがあった。
広沢氏が10%減税を打ち出していることに百田氏は「10%の市民税減税になったら私は名古屋住みますわ」と笑わせ「河村市政の15年が全部無駄になるか、どんどん日本全国に広まっていくかの分水嶺だった。多くの市町村は名古屋市のマネをしてほしい」と訴えた。
一方、国民の玉木雄一郎代表はXに「大塚耕平候補、敗れました。完敗です。残念でなりません。まずは、ご支援いただいたすべての関係者の皆さんに感謝申し上げます。ありがとうございました」などとポストした。玉木氏は自身の不倫が11日に報じられ、選挙戦への影響が懸念されていたが、現地に応援入りして、支持を訴えていた。