侍ジャパンは24日に行われた「プレミア12」決勝・台湾戦(東京ドーム)に0―4で敗戦した。この試合で台湾の勝利投手となった、元NPBの張奕(ジャン・イー)投手がヤフーのトレンド入りするほどの話題となった。
日本の高校、大学出身の張奕は、2016年の育成ドラフト1位でオリックスに入団。19年に支配下登録された。だが、一時は中継ぎで起用されたものの、制球難のためなかなか一軍に定着できず二軍暮らしが続いた。
23年にはFA移籍した森友哉の人的補償で西武に移籍したが、わずか5試合の登板に終わり、同年オフに戦力外通告。今季から台湾に戻り、今大会で台湾代表に選出された。
決勝の日本戦では、4点をリードした5回から登板し、3イニングを2安打無失点に抑える好投。見事勝利投手になった。日本球界では制球難に苦しんだが、この日はストライク先行の投球。四死球は一つもなかった。
この投球にヤフーのリアルタイム検索では上位にトレンド入り。X(旧ツイッター)では「こんなの俺らの知ってる張奕じゃない」「ストライクが先行の張奕は強い」「変化球でストライクが取れてていい感じになってる! 日本球界復帰もあるか!?」などの投稿が見られた。
一方で「このピッチャーが戦力外になる西武ってどんなチームなんだろう」と疑問の声も上がっている。