F1のRBに所属する角田裕毅(24)が、23日(日本時間24日)に行われた米ラスベガス・グランプリ(GP)決勝で激しいバトルを制して9位入賞を果たした。
角田は1回目のピットストップでスタッフとあうんの呼吸による超速作業で、すぐ前にいたピエール・ガスリー(アルピーヌ)を逆転。コースに戻ると、ケビン・マグヌッセン(ハース)を豪快にオーバーテイクした。
マシンの性能差からスタート時の7位からは順位を下げたが、最後はセルジオ・ペレス(レッドブル)の猛追をしのぎきって虎の子の2ポイントを獲得。レース後、角田はチームの公式サイトで「週末を通じ大きな前進を遂げた。このようなサーキットではマシンの感触が良く、自信も持てた。私たちが示した強力なレースペースには間違いなく満足している」と充実の表情を浮かべた。
RBのローラン・メキース代表は角田の快走を「非常に堅実な予選パフォーマンスで7位からスタートしたユウキは、レース中、ずっとライバルたちと戦いながら、素晴らしいオーバーテイクを繰り広げるなど活気のあるレースとなった。全体的には良いレースペースを見せ、非常に重要な2ポイントを獲得した」と高く評価した。
車両パフォーマンス部門責任者のギヨーム・デゾトー氏も「今回も素晴らしいピットストップを行い、ユウキがガスリーを追い抜いた。これはメカニックとチームにとって素晴らしいご褒美だ」と称賛した。
いよいよ今季も最終局面。「残り2レースで、シーズン終了まで懸命に戦う」と角田はさらなる快走を誓った。