女子プロレス「スターダム」のIWGP女子王者・岩谷麻優(31)、向後桃組が、タッグリーグ「ゴッデス・オブ・スターダム」で5敗目を喫し、脱落が決定的となった。
2勝4敗の勝ち点4で迎えたレッドゴッデス公式戦(24日、郡山)では、1勝6敗の勝ち点2で既に脱落が決まっている稲葉ともか&八神蘭奈と対戦した。
岩谷&向後が好連係を繰り出して敵軍を攻め続けたが、10分過ぎに向後がダブルの正拳突きをくらい失速。強烈な蹴りを見舞われて意識が遠のいたところ、最後は稲葉に稲葉落とし(みちのくドライバーⅡ)を決められ、3カウントを献上した。
今大会は各ブロック上位3チームが決勝トーナメント(12月7日、浜松)へ進出できる。残り1試合の葉月&コグマ、舞華&HANAKOが勝ち点12で突破が決定。勝ち点6で4チームが並んでいるが、そのうち3チームが残り2試合を残す。勝ち点4の岩谷組は残り1試合で、突破は絶望的となった。
肩を落としバックステージに現れた岩谷は「タッグリーグ、まだ試合は残っているけど、優勝の可能性はなくなってしまったんですかね…」。
向後も「はい…最近の目標は決勝トーナメント進出だったので悔しい」と唇をかみしめつつ「でも、このタッグリーグ中に麻優さんとベルトを取るという新しい目標が見つかった。なので最後の一戦は勝って目標に一歩でも近づけて終わりにしたいと思ってます」と前を向いた。
パートナーの言葉に岩谷も「うん、このタッグリーグ中、コモモ(向後)はすごい成長したし、タッグ組んでて楽しかった。優勝っていう目標はなくなりましたけど、最後までこのタッグリーグを楽しんで、次の目標へ向かって頑張りましょう」と励まし、肩を組んで控室へ向かった。