卓球のWTTファイナル(福岡)男子シングルスで準優勝した張本智和(智和企画)に対する中国の解説者の発言が物議を醸している。
張本は準決勝で世界ランキング2位の林詩棟(中国)に4―3で競り勝ち決勝に進出。決勝で同1位の王楚欽に敗れたが堂々と準優勝の成績を収めた。
中国メディア「新浪体育」などによると、準決勝の林戦で、解説者の発言が注目を集めた。第5ゲームを終え2―3と後がなかった張本が第6ゲームを奪い、観客に手振りで歓声を求めながらベンチに向かい、興奮した様子でコーチと戦略を練った。この姿に、中国のテレビ中継で解説を務めた侯英超氏が「傲慢だ! ここはホームコートだが、試合はまだ終わっていない。林詩棟は戦って、第7ゲームで彼を仕留める!」と、解説者としては肩入れが過ぎる発言をした。
同メディアによると、中国ネット上では「客観的に解説できないの? 誰でも解説者ができるものなの?」「解説者としてその発言はどうなのか」「応援席に行けば?」「どこが傲慢なの? 張本は林に勝ったことがあるのに」「喜ぶことが傲慢なの?」などとネット上で大ブーイングをくらったという。
中国のライバルであると同時に、人気も高い張本。話題の人なのは間違いない。