〝スタンダップコメディアン〟のぜんじろう（５６）が２５日、兵庫県太子町で現在開催されている「太子国際コメディフェスティバル２０２４」のオンライン取材会に出席した。
今年で３回目となる同フェスティバルは、兵庫県揖保郡太子町を拠点に世界中を笑いの力で盛り上げるためのイベント。２３日から１２月１日までの開催で、ぜんじろうのほか松村邦洋、山田雅人、セイン・カミュらが出演する。
ぜんじろうの師匠は、〝しゃべりの天才〟とも称された故上岡龍太郎さんだが、その上岡さんと長年、ラジオ番組「歌って笑ってドンドコドン」（ラジオ大阪）で共演していたのが先日、亡くなった落語家の桂雀々さんだ。
雀々さんについてぜんじろうは「僕が弟子入りした時に居てはりましたから、僕にとっては特別な存在です」と明かす。
実はぜんじろうが上岡さんに弟子入りをお願いしたのは、このラジオの終了直後。一緒に居た友達を笑わせようと、ふざけて「弟子、してぇや～」と言ったところ、上岡さんは怒るかと思いきや「うん、いいよ」。あっさり認められた。そんなふざけた弟子入り志願の様子を雀々さんは目撃していたというのだ。
ぜんじろうは「すごいかわいがっていただきましたね。実は今後、このフェスに出ていただこうと思ってたんです。非常にショックです。雀々さんは落語っていう形を取らなくても笑いを取れるし、もちろん落語という形でも笑いを取れる。両方できる人なんで」。
最近でもアドバイスしてもらう機会があったそうで、「僕がやってることは誤解されやすいので、雀々さんに『明るく、ま～るく生きや』って言っていただいて…。僕に非常に足りないとこです」と話していた。