TikTokのインフルエンサーがさまざまなアイテムを見せびらかし、派手な生活を自慢していたが、それは万引したものだった。米メディア「フォートマイヤーズ・ニュースプレス」が先日、報じた。
マルレーナ・ベレス容疑者(22)は、米フロリダ州ケープコーラルを拠点とし、派手なライフスタイルを誇示し、さまざまなアイテムを紹介し、フォロワー数30万人を誇るインフルエンサーだった。しかし、それは万引で手に入れたアイテムだった。
ベレス容疑者は11月21日、軽窃盗の罪で逮捕された。10月30日に地元のディスカウントストアから家庭用品や衣類など16点、総額500ドル(約7万7000円)以上の品物を盗んだ疑いが持たれている。
最新の動画投稿では、ディスカウントストア内で新商品をポイポイとショッピングカートに入れ、車に積み込み、自宅で商品を紹介する様子を映していた。
実は動画で見せていないところでは、セルフレジで会計の際に、安い商品のバーコードだけをスキャンし、ごまかしていた。巧妙に犯行を繰り返していたため、ディスカウントストアは万引犯を特定できなかった。
ディスカウントストアから被害相談を受けた警察が、防犯カメラの映像をSNSに投稿すると、匿名の人物からの通報で、ベレス容疑者のTikTokアカウントが知らされた。匿名の人物はベレス容疑者のフォロワーだった。防犯カメラの映像とTikTok動画の人物が一致した。警察がベレス容疑者を特定し、逮捕に至った。
ケープコーラル警察署はインスタグラムにベレス容疑者を逮捕したことを投稿した。広報担当のライリー・カーター警察官は「彼女は自らを有罪にした。SNSが私たちに予想外の手がかりを与え、彼女の身元確認とその後の逮捕を早めることができた」とコメントしている。