サウジアラビア代表のエルベ・ルナール監督による敗戦の弁が批判された。
フランス人指揮官は、解任されたロベルト・マンチーニ監督の後任としてサウジアラビア代表監督の職に戻ってきた。復帰初戦となった14日のアウェー・オーストラリア戦に0―0で引き分けると、敵地開催の19日のインドネシア戦に0―2で敗れてしまった。すると「多くの欧州の大物選手がサウジリーグに加入して代表選手が所属チームで出場機会を減らし、競技力低下につながった」と主張した。
この発言は前任者も何度も主張してきたこともあり、「CNNインドネシア」によると、元サウジアラビア代表監督のサド・アルシェリ氏は「サウジリーグで外国人選手たちの支配力に良い面も悪い面もある。肯定的な点はリーグレベルが上がり、競争が激しくなったという点だ。国内選手たちはこのような競争力の恩恵を受けなければならず、チームの主力となった選手もいる」と主張した。
その上で「外国人選手たちの存在が、サウジ代表チームの不振の言い訳になってはならない。代表チームのレベルを考えれば、オーストラリア、バーレーン、インドネシアのような相手には勝利しなければならない」と力説。サウジアラビアの入るC組は、6試合を終えて日本が独走し、2位以下は大混戦となっている。