大谷翔平投手(30)が所属するドジャースがFA市場最大の大物、ファン・ソト外野手(26=ヤンキースからFA)に契約オファーを出したと25日(日本時間26日)、米メディア「NJ・com」が報じた。
ソトにはドジャース、レッドソックス、メッツ、ヤンキース、ブルージェイズの5球団が先週末、ソトの代理人であるスコット・ボラス氏に契約オファーを提示しており、同メディアはソトが「7億ドル以上の価値のある15年契約を求めていると考えられる」と伝えた。
ドジャースは先週末、南カリフォルニアでソトサイドと接触。ただ、ソトをめぐる争奪戦はヤンキースとメッツの一騎打ちムードが高まっており、ドジャースの本気度を疑う声もあった。
この〝正式オファー〟報道を受けたドジャース専門メディア「ドジャース・ネーション」は「ドジャースがソトに興味を持っていることは完全に知られてなかったが、彼にオファーがあるという事実は、彼らが世代を超えた才能を真剣に追求していることを示している」と大歓迎。さらに「ドジャースはベッツが内野に移り、テオスカー・ヘルナンデスが現在FAで、外野に明確なニーズがある。ソトの年齢とスキルセットを考えると、MLB史上最も偉大なFAの一人だ。オフシーズンに14億ドルを投じてワールドシリーズを制したばかりのドジャースは、外をロサンゼルスに招へいすることに真剣に取り組んでいる」と興奮気味に伝えた。
資金力豊富な西の名門の〝正式出馬〟は「NY対決」に風穴をこじ開けるのか。天井知らずのマネー合戦となる可能性もあり、大谷の7億ドル(約1015億円)超えもいよいよ現実味を帯びてきた。