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韓国の金倒永は「満票MVP」逃す「40-40」に続いて快挙ならず「謙虚に野球をやる」

東スポWEB 2024年11月26日 17時54分

KBOのKIAに所属する金倒永(キム・ドヨン=21)の〝満票〟MVPはならなかった。26日に韓国・ソウルでKBO授賞式が行われ、大方の予想通りにキム・ドヨンがMVPを受賞。101票のうち95票と圧倒的ながら、惜しくも全会一致には至らなかった。

「大きな授賞式でMVPという栄光の賞を受けて本当に幸せ。この場に立てるように助けて下さった監督、コーチ、そして家族に感謝いたします」と喜びを口にした。141試合に出場して打率3割4分7厘、38本塁打、109打点、40盗塁、143得点とデビュー3年で次々と最年少記録を更新し、チームを優勝、韓国シリーズ制覇に導いた。一躍スターに上り詰め、「プレミア12」に出場。チームは1次ラウンド敗退したが、3本塁打と結果を残し、MLB関係者にも注目された。

満票MVPは1982年に一度しかなく、キム・ドヨンの快挙に期待がかかったが、わずかに及ばなかった。韓国メディア「世界日報」は「競争相手がいなかっただけに関心は全会一致に集まった。MLBで大谷翔平やジャッジの全会一致投票を受け、KBOのキム・ドヨンの結果も関心を集めた」とし「スポーツワールド」は「6票届かずに満場一致は不発だったが、歴代3位の高い得票率(94・06%)を残した。2024年を自分の年に染めた」と功績を称えた。

キム・ドヨンには副賞として車体価格約990万円の電気自動車「SUV EV9」が贈られる。韓国人初の「40―40」も「満票MVP」もあと一歩届かなかったが、若き新星は「これから年を取っても韓国野球が発展できるよう導いていきたい。常に謙虚に野球をする」と気を引き締めた。MLBでは大谷翔平、KBOではしばらく〝キム・ドヨン時代〟が続きそうだ。

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