お笑いコンビ「パックンマックン」のパックンことパトリック・ハーランが26日、自身のX(旧ツイッター)を更新。兵庫県知事選に再選した斎藤元彦知事の選挙活動をめぐる疑惑に言及した。
疑惑のきっかけは、斎藤陣営の広報全般を担当したと主張する兵庫県のPR会社代表が今月20日、「note」に投稿したことによるもの。応援アカウントの立ち上げやコンテンツ企画に携わったとの主張通りで知事が報酬を支払っていた場合は公選法違反に問われる可能性があると騒ぎになった。これに対し、斎藤知事はポスター制作などへの金銭の支払いは認めたうえで「(PR会社代表は)ボランティアとして個人で参加された」とSNS戦略には関与していないと説明した。
一連の騒動が注目を浴びるなか、パックンは「政治家でも税金を払うときは税理士にお願いし、確定申告にハンコを押してもらっているはずだし、契約を作ったり、司法的な手続きをやるときは司法書士にお願いするだろう。同じように、選挙活動関連の仕事や収支は全部『選挙管理士』的な専門家のチェックを通せばいいのではないか?」と提案した。
続けて「弁護士でもいいが、一つ一つ違法性がないことを確認し、その人にハンコを押して、責任をとってもらうことが大事だ。もちろん、選挙法違反をしてはいけないのが一番だが、複雑でわかりづらい法律の細かいところまでは政治家でも覚えるのが大変だろう」と多少の〝ミス〟が起こる可能性を指摘し「その辺は専門家に任せて、政治家には『政治』に集中してもらったほうがいいのではないか」と持論を展開。
パックンとしては「ずっと前から選挙法違反疑惑が浮上する度に同じ提案を何度もしてきている」ようで「そろそろ、誰か聞いてくれるかな?」と記した。