「NPBアワーズ 2024」が26日に東京都内のホテルで開催され、楽天・辰己涼介外野手が最多安打とベストナインのタイトルを受賞。毎年のように奇抜なファッションで登壇することで知られる杜の都の変わり者は、チョンマゲ頭の裃(かみしも)姿で最多安打表彰に登場。圧倒的な存在感をこれでもかとばかりに発揮した。
司会者に開口一番から「きょうのファッションのポイントは?」と野球そっちのけで聞かれた辰己は「まあ武者…。打者の賞なんで武者とかけたんですけど。侍ジャパンもかかっているし…。そんな感じです」と説明。「今後もガムシャラに…。これも武者とかかっているんですが…。ガムシャラに頑張っていきます」と来季への意気込みを語ると、開場からは生暖かい拍手が送られた。
右隣で首位打者&最高出率のトロフィーを手にしていたソフトバンク・近藤も笑いをこらえることができない。左隣にいた山川(ソフトバンク=本塁打王、打点王)も「やりにくいです。(辰己を)うらやましく思います。すごくいいと思います」と苦笑いするしかなかった。
続くベストナイン表彰で〝お色直し〟を済ませた辰己は、今度はなんと中世様式の甲冑武者姿でステージに登場。もはやヤケクソになった司会者から「フリーでしゃべってください」と職務放棄ぎみにマイクを預けられると「みなさんと一緒でプロに入った時から将軍になりたいと思っていた。今後も武士の誉(ほまれ)を忘れることなく頑張っていきたい」とコメント。ここまでくるとこれがNPBアワーズなのか、仮装大賞なのか分からなくなってきた…。