MLBは25日(日本時間26日)、レイズの来季日程の変更を発表した。夏のホームゲーム6試合をシーズン序盤に移動する。
レイズは本拠地トロピカーナ・フィールドが10月にハリケーン「ミルトン」の被害でドームの屋根がほぼ全壊。来季の試合開催が不可能となり、来シーズンは地元タンパにあるヤンキースのキャンプ施設、スタインブレナー・フィールドを間借りしてホームゲームを行う。ただ夏のフロリダは猛暑と雨に悩まされているが、同球場に屋根はなく、日程変更を決めた。
4月7日~9日に敵地アナハイムで予定されていたエンゼルス3連戦がタンパで開催されることになり、代わりに8月4日~6日の本拠地3連戦がアナハイムで行われる。さらに5月26日~28日の敵地ミネアポリスで行われる予定だったツインズ3連戦がタンパに移動し、7月4日~6日の本拠地3連戦がミネアポリス開催となった。
この〝球場トレード〟により、レイズは開幕から22試合中、実に19試合もホームでプレーするという異例の日程となった。米メディア「デイリーコーラー」は「レイズはMLB球団史上最も奇妙なスケジュールを組むことになった」と伝えた。
なお、レイズは地元のピネラス郡委員会の撤退によりとん挫の危機にある2028年オープン予定の新球場建設計画について、12月2日(日本時間3日)までに球団の方針を声明するよう要請された。