格闘技イベント「ONE Friday Fights92」(12月20日、タイ・バンコク)でリウ・メンヤン(中国)と対戦する元K-1世界2階級制覇王者の野杁正明(31)が意気込みを語った。
野杁は26日、都内のジム「team VASILEUS」でKANAとともに公開練習を行った。ミット打ちやKANAとのマススパーで順調な仕上がりを披露。対戦相手について「中国人の選手に決まったんですけど。なんでもできる感じのタイプの選手かなという印象です」と語る。対戦相手の変更がこの日、発表されたばかりだが「対戦相手が変わることは多かったので気にならないし、決まったら試合をするだけです。ONEで1勝できてないので、そこしか考えていないので」と移籍後の初勝利に力を込めた。
移籍初戦はシッティチャイ・シッソンピーノン(タイ)を相手に不慣れなルールもあって、判定0―3で敗れた。だが「全てにおいてあの試合はいい経験になった。〝もっとこうしなきゃいけない〟とかももちろんありましたし…。そこはトレーナーと相談しながら、今はONEに戦い方とかを練習でできているので、そこは次の試合で見せたい」と拳を握る。
ラウンドマストの判定での戦いにも「KOを狙いに行くのは変わらないですけど、KOは最低条件ですけど、フルラウンド戦うにしてもポイントを取れる練習をしているので、そこは見せられると思います」と対応済みとした。
同じ大会でアニッサ・メクセンと対戦するKANAから「野杁くんといえば一撃KO。それもみんなが引くくらいのKOなので。ONEでも絶対通用すると感じているので一撃KOしてもらって、2人でKO勝ちできれば最高です」と言葉を送られた。期待通りの豪快な勝利で「怪物」の異名を世界にとどろかせたい。