〝オールドルーキー〟の意地を見せつけた! 巨人・船迫大雅投手(28)が26日に都内のホテルで開催された「NPBアワーズ 2024」に出席し、球団史上最年長でセ・リーグ新人賞に輝いた。
今季は51試合に登板し4勝0敗、22ホールド、防御率2・37と安定した投球を続けてブルペンを支えた。時には満塁やピンチの場面で火消しを担った右腕。持ち前の強心臓を武器に強気に内角をつき無失点に抑えるなど、何度もチームの危機を救った。
昨季は36試合に登板も新人王の資格を残した。「(新人賞は)去年狙っていた賞だったので、それが運よく今シーズン入った時に、まだ新人王の資格があるって分かった時には『やっぱり、まだ(新人王を)目指したい!』って思った。取れて素直にうれしいです」と喜びをあらわにした。
そんな背番号58だが、受賞後のスピーチは心臓がドキドキしていたようで…。「試合より緊張しました」と即答すると「しゃべるとかっていうのが…。自分はあまり国語が得意じゃないんで、自分の苦手分野ってなると、余計緊張してうまくしゃべれないってなるんで。もっと日本語の勉強したいなと思います」と報道陣を笑わせた。
遅咲きルーキーでありながら、存在感を大いに見せた船迫。「この賞を取れたっていうのは、こう1つの自信にして頑張ろうかなっていうふうに思っています」と胸を張った姿はとても頼もしかった。