韓国KBOのキウムに所属する金慧成内野手(キム・へソン=25)が来週中にもポスティングシステムを申請すると、MLB公式サイトが26日(日本時間27日)に伝えた。
キム・ヘソンは3年連続で打率3割をマークしている走攻守3拍子そろった左打ちの内野手。KBOリーグで今季127試合に出場し、打率3割2分6厘、11本塁打、75打点、30盗塁を記録、OPS・841を叩き出した。同リーグで8年間プレーし通算打率は3割4厘で、2021年は46盗塁で盗塁王を獲得するなど181盗塁をマーク。二塁手として21年から3年連続で守備賞に輝いた。21年の東京五輪、昨年3月のWBCなど韓国代表として選出され国際経験も豊富だ。
ドジャースのロバーツ監督も今年3月の韓国でのエキシビションゲームでボビー・ミラーから二塁打を放つなど3打数1安打と活躍したキム・ヘソンの動きに目を奪われたという。
今季開幕前からメジャー挑戦を表明しており、すでに大谷翔平(ドジャース)が所属する大手エージェント「CAAスポーツ」と契約を結んでいる。
韓国メディア「OSEN」によると、前日26日にソウルで行われたKBO授賞式で「もう少ししたら実感が出そうだ。米国へ行く計画だからポスティングを申請すればすぐ行くことになりそうだ。しばらくは米国で運動し、体をつくりながら過ごす予定。ビッグマーケット、スモールマーケットなどはあまり気にしない。ただポスティングをして提案が入ってきたチームの中で、私がよりプレーできる球団をよく考えないといけない」と話したことを報じた。
MLBネットワークのジョン・モロシ記者によると、マリナーズなどがキム・ヘソンの獲得に興味を示しているというが、果たして韓国のプリンスに何球団からオファーが届くか。