ヘンリー王子とメーガン妃は、ドナルド・トランプ次期大統領による国外追放の脅威にもかかわらず、米国に留まる決意を固めたという。英紙エクスプレスが26日、報じた。
王室の情報筋によると、ヘンリー王子はカリフォルニアを自分たちの居住地とする確固たる決意を固め、米国から追放される恐れがあるにもかかわらず、そこに留まるつもりで「夫妻が米国から移住する予定はない」と語った。
別の情報筋は「ヘンリー王子とメーガン妃はカリフォルニア州を自分の家のように感じており、抵抗せずにそこを去ることはないだろう。彼らには非常に優秀な法務チームがおり、米国に留まることができるようにするための多くの支援を受けている」とも証言した。
ヘンリー王子は以前から米国移民の資格をめぐる法的手続きに巻き込まれており、回想録「スペア」の中で、コカイン、大麻、幻覚キノコなどの薬物を過去に使用していたことを認めているため、ビザ申請が却下される根拠となる可能性がある。
保守系シンクタンクのヘリテージ財団は、ヘンリー王子の薬物使用により米国入国が禁止されるべきだと主張し、王子のビザ記録の閲覧を求めていた。
裁判所は9月に王子のビザ申請は秘密のままとすると判決を下したが、トランプ氏の下では状況が変わる可能性がある。トランプ氏は今年初め、ヘンリー王子の米国ビザのステータスに関する問題を理由に国外追放を検討するかもしれないと発言している。
しかし前出の情報筋は夫妻が恐怖に陥っているという一部報道にもかかわらず「ヘンリー王子とメーガン妃は、自分たちがすべてを正しくやったと信じているため、トランプ氏の発言に動揺していない」と語り「メーガン妃は米国市民で、アーチー王子はカリフォルニアの新しい学校に通い始めたばかりなので、彼らが故郷と呼ぶ場所を離れることは選択肢にさえありません」とも付け加えた。
夫妻は最近ポルトガルに高級別荘を購入したが、「ポルトガルの別荘はむしろ投資であり、建設はまだ完了していない」状況で、あくまで本宅は米モンテシトの豪邸だという。トランプ氏への徹底抗戦を決意したヘンリー王子夫妻はどう動くのか。