世界長者番付1位のイーロン・マスク氏(53)と親権争いをしているカナダ出身のミュージシャン・グライムス(36)がSNSを更新し、法廷闘争の難しさを告白した。
グライムスはマスク氏と2018年から交際を始め、20年から22年までに3人の子供に恵まれたが、22年に破局が報じられた。その翌年、マスク氏は子供たちの親権をめぐって米テキサス州の裁判所に提訴。するとグライムスも、同氏に対して同様の訴訟を米カリフォルニア州サンフランシスコの裁判所に起こした。
米メディアは22日、テキサス州の裁判が判決を下したと伝えたが、原告であるマスク氏の要請により裁判自体が非公開で行われたため、判決内容は不明。ちなみに2人に婚姻関係はない。
そんな中、グライムスは判決後、マスク氏が所有するX(旧ツイッター)で、「インスタグラムの投稿やモデルの仕事が、子供たちを引き取れない理由とした、母親の権利に対してひどい扱いをするこの州で過去1年間、昔の面影もなくなった人生最愛の人と闘い、決別してきた」と投稿。マスク氏が親権を得たことをほのめかした。
続けて「3人の子供たちのうち、1人とはもう5か月間も会わせてもらっていない」と明かした。
ただ、グライムスは、「公に言えるのはこれだけ」とし、「ここ数年の経験のほとんど秘密厳守だから」と付け足した。
米ニュースサイト「ビジネスインサイダー」によると、サンフランシスコの裁判の状況は不明だという。
シンガー・ソングライターのグライムスは、これまで5枚のアルバムをリリース。2015年に発表した「アート・エンジェルズ」は英音楽誌「NME」による年間ベストアルバムに選ぶなど、音楽メディアから高く評価されている。