国内FA権を行使せず残留した巨人の大城卓三捕手(31)が27日に都内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、3000万円アップの1億6000万円でサインした。同時に年俸固定の複数年契約を結んだ。
大城卓は今季96試合に出場し、スタメンマスクは34試合。シーズン中盤からは一塁としてスタメン起用されることも多かった。打率は2割5分4厘、3本塁打、27打点だった。
大城卓は「『優勝争いでチームとしては良かったが、個人的な部分ではもう少し頑張ってくれ』と言われました」と球団からの評価を明かした上で、「本当にそれは自分でも認めておりますので、来年、個人的にも頑張りたいなと思いますし、またチームとしてリーグ優勝と日本一に向けて頑張りたいなと思います」と真剣なまなざしで語った。
巨人は国内FAを行使したソフトバンク・甲斐拓也捕手(32)の獲得を本格化。仮に獲得となれば正捕手争いは激化する。大城卓は「毎年変わらないですけど競争の世界ですので、しっかりアピールして一年間頑張りたいです」と気合十分だった。
来季に向けて背番号24は「今年は自分の中でも不甲斐ない一年だったので、全部の数字で今まで以上の数字を残したいと思います」と決意を固めた。
(金額は推定)