中国で現代版「忠犬ハチ公」が話題になっている。飼い主が突然入院し、においだけを頼りに16キロ先の病院を探し出した。中国紙・羊城晩報が先日、報じた。
貴州省雷山県の女性が一人で外出していた際、体調不良を感じ、病院を訪れた。一定期間の入院が必要だと診断され、そのまま入院となった。
自宅にいた愛犬ディンダンは、飼い主がなかなか帰ってこないので心配になった。家を飛び出し、道に残されたにおいだけを頼りに16キロをたどった。入院先の病院にたどり着いたどころか病院の中に入り、さらに病室にまで入ってきた。飼い主を見つけると、笑顔で尻尾を激しく振った。
女性に付き添っていた姪がたまたまこの感動の瞬間を撮影し、SNSに投稿した。
SNSユーザーは「彼は現代の忠犬ハチ公だ」「犬は本当に愛情を大切にする」「飼い主の人生で一番大切なものだよ」「守護者だよ」「ハチ公と同じくらい忠実だよ」「人間がこの忠誠心と愛情を大切にしてほしい」とコメントが殺到した。
女性は入院中だが、ディンダンは自宅で適切に世話をされているという。