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【新日本・WTL】毘沙門がTMDK撃破で3勝目 オーカーン組とヤングバックスのIWGPタッグ戦に〝待った〟

東スポWEB 2024年11月27日 22時44分

新日本プロレス27日仙台大会の「ワールドタッグリーグ」Aブロック公式戦で、大会3連覇中の「毘沙門」こと後藤洋央紀(45)、YOSHI―HASHI(32)組が「TMDK」のザック・セイバーJr.(37)、大岩陵平(26)組から3勝目をあげた。

全勝での大会4連覇を公約に掲げた毘沙門だったが、前戦(24日、後楽園)で海野翔太&本間朋晃に敗戦。迎えたこの日の公式戦も、IWGP世界ヘビー級王者ザックの変幻自在の関節技にYOSHI―HASHIが長時間つかまるなど苦しい展開が続いた。

終盤には後藤が大岩の大剛式バックドロップからドクターボムを浴びて窮地に。それでもスリーパーホールドを脱出すると、ザックのザックドライバーを阻止して牛殺しを決め反撃に転じる。

大岩を孤立させた毘沙門はダブルラリアートで吹き飛ばされながらも、後藤が激しいエルボーを繰り広げる。YOSHI―HASHIのコードブレイカーからの合体技・消灯をかわされ後藤が丸め込まれるなどヒヤリとする場面もあったが、3カウントは許さない。驚異の粘りを見せる大岩に後藤がヘッドバットを叩き込むと、連続串刺しラリアートから合体技デンジャラスニーブラがさく裂。最後は消灯で激闘に終止符を打った。

試合後のリング上では後藤が「全勝優勝はかないませんでしたが、われわれ毘沙門は決して折れていません。決勝が行われる熊本(12月8日)、そして来年の東京ドームに向けて、皆さん、毘沙門と幸せを分かち合いましょうよ。ありがとうございました。消灯」とマイクアピール。YOSHI―HASHIも「心技体、そして絆。上回った方が強いと思うし、でもリーグ戦全部が全部コンディションが完璧なわけにはいかないし。ごっちゃんに助けられた部分がすごくあって、今日はアイツらより何倍も絆が上回ったと俺は思っている」と勝ち誇った。

この日はリーグ戦の最中にもかかわらず、来年1月5日東京ドーム大会でIWGPタッグ王者のグレート―O―カーン&HENAREに米国・AEWのヤングバックス(マシュー&ニコラス・ジャクソン)が挑戦することが発表された。しかし後藤は「このWTL、来年のドームにつながるってことは百も承知だよ。1月4日でベルトを取り戻すぞ。そして1月5日、ヤングバックス来るんだろ? アイツらに借りを返してやるよ。俺の中で出来上がってるんだその流れは。日本人が活躍しなくて何が新日本プロレスだ。この俺がやってやるぞ」と〝待った〟。4連覇を達成し、決定済みのカードを変更させる青写真を明かしていた。

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