米国・AEWの「AEW DYNAMITE」(イリノイ州シカゴ)が27日(日本時間28日)に放送され、リーグ戦「コンチネンタル・クラシック」が開幕。ゴールドリーグ公式戦でリコシェ(36)がクラウディオ・カスタニョーリ(43)に敗れ黒星発進となった。
両者による公式戦は、日本のファンからも注目を集めていた。新日本プロレス、AEWらの合同興行「レッスルダイナスティ」(来年1月5日、東京ドーム)でリコシェはザック・セイバーJr.と、カスタニョーリは海野翔太と激突する。その前日の1月4日東京ドーム大会ではIWGP世界ヘビー級王者のザックが海野とV3戦を控えているだけに、リコシェかカスタニョーリが1・5のメインでIWGP世界王座に挑戦する可能性もありそうな状況だ。
リコシェは持ち前の空中殺法で試合の主導権を握る。変型のティヘラでカスタニョーリを場外へ追いやると、ノータッチトぺコンヒーロを発射。リングに戻りフライングラリアート、ライオンサルトと猛攻を続けた。
しかしセカンドロープに飛び乗りながらカスタニョーリに仕掛けようとしたところで、カウンターのエルボーアッパーカットを浴びてしまう。フットスタンプからシャープシューターに捕獲され形勢逆転を許した。
続けて場外へ放り出されたリコシェは鉄柵へ叩きつけられる。さらに鉄柵の上部に急所を強打させられて悶絶。何とかリングに戻ったものの、待ち構えていたカスタニョーリのラリアートで3カウントを奪われてしまった。
リコシェは直近のPPV「Full Gear」(23日=日本時間24日、ニュージャージー州ニューアーク)で、AEWインターナショナル王者KONOSUKE TAKESHITA(竹下幸之介)に敗戦。その竹下も1・4東京ドーム大会でNEVER無差別級王者の鷹木信悟への挑戦と、勝利した場合は翌1・5で石井智宏と対戦することが決定している。〝新日本東京ドーム参戦組〟の中で連敗したリコシェは、大一番までに復調できるのか――。