欧州チャンピオンズリーグ(CL)1次リーグ第5戦(27日=日本時間28日)で昨季王者レアル・マドリード(スペイン)はリバプール(イングランド)に0―2で敗戦した。Rマドリードのフランス代表FWキリアン・エムバぺがPKに失敗。同点とするチャンスを逃したプレーがクローズアップされている。
英紙「デーリー・スター」は、チームがプレーオフ進出圏内ぎりぎりの24位に後退したこともあって「アンフィールドの明るい光に魅了された」「つい最近まで彼は地球上でもっとも優れた選手の一人と考えられていたが、今ではその面影すら残っていない」と酷評。その上で「お前に何が起きているんだ?」「エムバペは今夜ひどい目にあった」とファンの声を伝えていた。
その一方で、英紙「ミラー」によると、元RマドリードのFWガレス・ベイル氏は「これは重要な局面で起こり得ることだ。彼が抱えるプレッシャーは大きい」とし「PKが試合に負けた理由ではない。チームとして十分な力を発揮できなかった。キリアンは自信を持ってプレーしているし、クラブにとって大きな瞬間を生み出してくれると確信している」と擁護したという。
なかなかチームにフィットできないエムバペについて、カルロ・アンチェロッティ監督は「治療法は忍耐」と語っていたが、名門クラブで再起できるだろうか。