2019年の東京・池袋暴走事故で妻子を亡くした松永拓也さんを脅迫するメールを送ったとして中学3年の女子生徒(14)が脅迫と威力業務妨害の疑いで書類送検された件で28日、識者らがX(旧ツイッター)で言及している。
書類送検容疑は9月11日に松永さんが関わっている団体に対して「殺してあげよっか」とメールを送ったり、松永さんの講演先に「妨害しにいこうか」とメールを送ったりして業務を妨害した疑い。女子生徒は容疑を認めているという。
このニュースにタレントのスマイリーキクチはⅩで「自身の中傷で摘発された19人のうち高校生が2人もいた。親がやっていいことと、やってはいけないことを子どもに教えずネットを使わせればこんなことが起きてしまう。家庭環境、これに尽きる」と、家庭での教育の重要性を訴えた。
また、弁護士の紀藤正樹氏も「殺害予告の犯人14歳の女子中学生ということ自体、ネット時代の病理を象徴している」と指摘した。
脅迫を受けた松永さんはⅩで「未成年があのような恐ろしい殺害予告を行ったことに、驚きと戸惑いを感じています」と告白。女子生徒に対して「深く反省した上で、自分と他人の命を大切に生きていく一歩としてほしいと願っています」とコメントしている。