ヘンリー王子を題材にした新ドキュメンタリーは、ドイツのZDFネットワークが12月3日午後8時15分に公開される予定だが、法的な制限によりドイツ国外では視聴することができないことが27日に分かった。
英紙エクスプレスによると「ハリー 失われた王子」と題されたドキュメンタリーは、英国では視聴できないという。ZDFネットワークは、24時間ライブ配信についても「法的な制限により、海外からのアクセスは不可能です」と明かしており、アプリでもドイツ国内でのみ視聴可能だという。
同局はすでに、番組はヘンリー王子とメーガン妃が2020年に王室から退く決断と、ヘンリー王子の「意義ある役割の継続的な模索と、それが英国王室に及ぼす幅広い影響」を追求する内容であることを明らかにしている。
一方、広告代理店プレスボックスPRのリン・キャラット氏は、ミラー紙に対して「新しいドキュメンタリーは、水をかけられたアヒルの背に水を掛けるようなものになるでしょう。彼らはプライバシーを重視し、発言をコントロールできないのは好ましくないですが、時折こうしたドキュメンタリーの対象となることは分かっていますし、伝記作家は彼らの人生についての本を常に出版しています」と語っている。
いずれにせよ英国の王室ファンはもちろん、米国に在住するヘンリー王子夫妻も視聴できないことになり、国内外での失望が高まっているという。