4年目の初受賞に喜びもひとしおだ。28日、都内で行われた「三井ゴールデン・グラブ賞」表彰式に、広島・矢野雅哉内野手(25)が初登壇。セ・リーグ遊撃手部門で選出された25歳は「プロに入って一番獲りたい賞だった」と、緊張の面持ちで守備の勲章ゲット喜びを口にした。
遊撃の定位置を獲得した今季は、持ち前の強肩と広い守備範囲を前面に押し出したアクロバティックな好守で、再三にわたり守備で貢献。「試合に出ないと獲れる賞ではないので。自分の思っているよりも、周りに評価していただいた」と、遊撃部門で断トツの218票に胸を張った。
この日は〝師匠〟でもあり、10年連続で同賞を受賞した経験を持つ先輩の菊池からもらったスーツを来て登場し「少しでも、近づけるように頑張りたい」と来季以降の連続受賞に思いをはせた。