ウィリアム皇太子が世界最高峰のロックバンド、ローリングストーンズのギタリスト、ロン・ウッドとロンドンのイベントで対面し歓談した。英紙ミラーが27日、伝えた。
ウィリアム皇太子は、ロンドンのザ・サヴォイで行われた野生生物保護活動に取り組む慈善団体タスク保護賞授賞式で、受賞者3人に賞を授与した。王子はこれまた国民的バンドのダイアー・ストレイツの名ギタリスト、マーク・ノップラーの仲介もあって、受賞前のレセプションでロンと面会した。
タスク大使も務めるロンは、タスクへの資金集めのためにゴリラの像を売ったことがあり、ノップラーはギターをオークションにかけ、タスクのために60万ポンド(約1億1400万円)を集めたことがある。いずれも野生動物保護に取り組む団体を支援している。
ウィリアム皇太子は「ここには創造力があふれている」と語り、新たなバンドを始めるのに十分な才能があると上機嫌で語り、さらには「末っ子(ルイ王子)がドラムを習っているから、私は一生耳に指を突っ込んでいるんです」とジョークを飛ばした。一方、ロンはタスクのためにオークションに出されたゴリラはロンに返還され、今は庭に置いてあると皇太子に伝えた。
皇太子は野生に100頭ほどしか残っていない希少なボンゴ(コア)レイヨウの保護についてニック・モーム・ファミリー財団から話を聞いたとき、「人々は彼らがいかに希少であるかを忘れています」と語った。さらにはロック界の大物たちに「サポートに感謝します」と敬意を表していた。