巨人の阿部慎之助監督(45)が28日に静岡・熱海市内のホテルで行われた球団納会に出席。一年の総決算となる場で思いの丈をはき出した。
指揮官就任1年目から4年ぶりのリーグ優勝に導き「いろんな方々のサポートがあって、ジャイアンツ、90周年で優勝できました。ありがとうございました」と感謝を述べると「(優勝を)経験したことのない人たちが経験できたってことは、選手はこういう裏方さんがいてくれたことで(優勝)できたっていうのをもっと思ってほしい」と熱く語った。
しかし、CSファイナルステージでDeNAに敗退。下克上を許してしまっただけに、あいさつが次第に熱を帯びていった。
「『もっとそれ以上(日本一)も行くんだ!』っていうのをみんなが思っていくことが、僕は今後ジャイアンツの発展になるんじゃないかなと思ってます」とキッパリ。さらに「発信して、対話してって僕は言ってますから。対話して、発信して、ジャイアンツがより良くなることを僕は願ってます」と力説した。
もはや演説と化した熱弁は5分近くに及び、最後には「絶対やるんだぜって思って選手はやってほしい」とハッパをかけ「『よし、やってやろうじゃねえか!』っていうのをもう1回やり遂げないと、ジャイアンツじゃないんです」と自身の〝愛言葉〟で気合を注入した。
喜びと悔しさが入り混じった納会。来年はリーグ連覇に加えて13年ぶりの日本一までたどり着けるか。