新日本プロレス28日茨城大会の「ワールドタッグリーグ」Bブロック公式戦で、内藤哲也(42)、高橋ヒロム(34)の師弟タッグがナチュラルクラシックス(トム&スティービー・フィリップ)から3勝目をあげた。
師弟の絆が、血のつながりを上回った。兄弟タッグの連係に苦戦を強いられた内藤は、スティービーのシューティングスタープレスから合体技マザー・オブ・オールボムズを狙われる。
しかしこれはヒロムが救出に訪れ、間一髪で回避。ヒロムちゃんボンバーから内藤がジャックナイフ式エビ固めでスティービーを丸め込んでいく。さらにヒロムがDDTでトムを場外へ追いやると、スティービーに合体式スイングDDTを発射。最後は内藤が正調デスティーノで3カウントを奪ってみせた。
1敗を守り首位タイをキープした内藤は「今日で3勝1敗。1つの負けは悔しいけどでも、このまま勝ち進めば問題なく優勝決定戦(12月8日、熊本)に進めるでしょう」と手ごたえを強調した。ヒロムが「さすが哲ちゃんですよ。さすが哲ちゃんという活躍です。最後も冷静に…」と活躍を褒めようとすると「ちょっと待ってくれよ。哲ちゃんって呼んだことないだろ」とツッコミ。「呼んでますよ。陰でめっちゃ呼んでます」(ヒロム)「陰口? たまには内藤先輩って読んでくれよ」と、相変わらずの師弟漫談を繰り広げていた。