女子プロレス「マリーゴールド」のユナイテッドナショナル(UN)王者・青野未来(34)が、次期挑戦者の桜井麻衣(34)と火花を散らした。
14日の後楽園大会でスーパーフライ級王者の翔月なつみを退け、3度目の防衛に成功。試合後に桜井から来年1月3日の東京・大田区総合体育館大会での挑戦を表明され王座戦が決定的になっていた。28日の東京・東部フレンドホール(江戸川区瑞江)大会では松井珠紗と組み、桜井&MIRAIと激突。
前哨戦となった2人は対峙するなり、強烈なエルボー合戦を展開し激しくてぶつかり合った。両者は一歩も譲らず桜井が顔面を蹴り飛ばすと、青野ももすぐに起き上がりラリアートで反撃。両者ダウン状態になってしまった。
最後は松井が桜井につかまりMIRAIとの合体技からSTFで絞り上げられ、ギブアップ負けを喫した。
試合後、マイクを持った桜井から「青野未来、今日は前哨戦だったけど、タイトルマッチでも勝つのは私だ!」と宣戦布告された。青野も詰め寄り「桜井麻衣、調子いいな。そんな桜井から勝ってチャンピオンとしての強さを見せる」とにらみつけた。
バックステージに肩を落として現れた青野は「前哨戦だったんですけど、桜井に負けました…。でもタッグの強さもあったと思うから。私は1対1で桜井に負けることは絶対ありえません」と必死に前を向き「今日はチャンピオンとしてふがいないですけど、1月3日が正式決定するなら覚悟をしっかり決めて挑みたいと思います」と力強く語った。