ボートレース尼崎のGⅢ「サッポロビールカップ」は28日、予選3日目が行われた。
尾嶋一広(37=兵庫)は3日目6R、8メートルの強風が吹き荒れるコンディションの中、インから危なげなく押し切った。5戦4勝2着1本とほぼ完璧に近い航跡で予選最終日に臨む。
「トータルで見れば人生で一番出ているかもしれない」とエース4号機は快調そのもの。「風が吹こうが雨が降ろうが出てますわ。本格化です。出足、行き足、伸び、乗り心地、全部がいいです。上位の上位の上位」と全幅の信頼を寄せている。
今年は9優出も優勝はない。3日目終了時点で得点率トップ。2023年2月の芦屋以来1年9か月ぶりの優勝も意識する成績だが、冷静にこう話す。「そういうことを考えるのはまだ早い。外枠を残しているのでしっかり走りたい」。まずは予選トップ通過という優勝への第一関門をクリアすることに集中する。