女子プロレス「マリーゴールド」の〝超貴婦人〟桜井麻衣（３４）が、ユナイテッド・ナショナル（ＵＮ）王座獲得へ闘志を燃やしている。
来年１月３日の大田区総合体育館大会で青野未来が持つ同王座への挑戦が決定的になっている桜井は、２８日の瑞江大会でツインスター王座をともに保持するＭＩＲＡＩと組み、青野＆松井珠紗と激突。前哨戦となった２人は激しくぶつかり合った。最後は桜井が松井をＳＴＦで絞り上げギブアップ勝ち。桜井は青野に対し「私があなたのベルトを奪ってやりますから、残り短い王者としての人生をせいぜい楽しんでください」と宣戦布告した。
スターダム時代にはなかなかシングル王座戦線には絡めず悔しい思いをした。昨年１２月には体調不良などが続き引退を考えたという。「自分には（プロレスが）向いてないんじゃないかなって。でもマリーゴールドに来てタッグのベルトも取って、悔しかったけどリーグ戦も準優勝。やりたいことをやるって言ってやり続けて挑戦につながったと思うので、このチャンスを逃すわけにはいかないんです」とベルト戴冠への思いを明かした。
最近では柔道の練習にも通い始め、王座戦に向け調子を上げてきている。「夏に小川（直也）さんに大外刈りを習ったんですけど、やっぱり柔道も経験していない私がやってもな、と思って通い始めて。今はＳＴＯならぬＳＴＫ（スペーストルネード貴婦人）を開発中ですわ！」とニヤリ。貴婦人の目は本気だ。