漫画家の倉田真由美氏が29日、自身のX(旧ツイッター)を更新し、銀行の貸金庫から行員が10億円以上もの金品を盗んだ問題について言及した。
これは三菱UFJ銀行で起きたもの。東京都内の2支店で、管理者だった行員が貸金庫から顧客の金品を繰り返し盗んでいた。行員は2020年4月から24年10月までの約4年半、窃盗を繰り返し、金額は時価で十数億円。約60人が被害に遭ったという。同銀行は、この行員を懲戒解雇したと発表している。
倉田氏は「『銀行の貸金庫に入れていた財産を盗られた』と聞かされたら、『それはあなたの勘違いでは』と思ったと思う。三菱UFJの貸金庫の巨額窃盗事件が明るみに出るまでは」とつづり、さらに「銀行の安全性そのものが根本からひっくり返る大事件、まだ記者会見もなく犯人の名前も出ないのは何故なのか。この重大事件がこのまま闇に消えていくとしたら、日本という国は表の体裁すら整えられなくなった三流国ということになる」と疑問を呈した。
倉田氏はその直後にも「貸金庫でそんなにゆるゆるなら、口座はどうなん?と心配になるでしょ、普通に」と投稿。「あと、当然『他の銀行の貸金庫は…?』も」「実際今までの我々大半の認識としては、『貸金庫で盗難?流石にないやろ』だったわけだから。過去泣き寝入りしている人って本当にいないのか?」と、似たような問題が過去にも起きていた可能性を指摘している。