新入団会見が２９日に大阪市内のホテルで行われ、新人選手１２人が出席した。ドラフト１位・麦谷祐介外野手（２２＝富士大）は背番号「８」に決まり「小さい頃の夢が叶ったので、この場にいるのは光栄。一桁という数字はビックリしたけど、恥じないように頑張ります。スーパースターになれるように。トリプルスリーとかゴールデングラブ賞を取れるような選手になりたい」と意気込みを語った。
憧れの選手はイチロー氏（５１＝マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクター）で「少しでも近づけるように頑張りたい。天才的なバッティングであったり走攻守揃ってる。バットコントロール、野球への取り組み、ストイックさを見ていて尊敬する。ユーチューブやテレビで見てますし、僕の中ではスーパースターです」と思いを馳せた。
開幕一軍をにらみ「新人王を取るためには開幕スタメンがマストになってくる。大学の同期に負けたくないし、いろんなものを取りまくりたいと思う」とキッパリ。「何事も負けたくいないし、ファンあってのプロ野球。明日、仕事頑張ろう、学校頑張ろう、という気持ちになってもらえるような全力プレーを見てほしい」と早くもプロ意識をのぞかせた。
自分の考えや熱い気持ちを抑えることなく口に出し、モチベーションにつなげる有言実行タイプ。担当の岡崎スカウトは「めちゃめちゃしっかりしてる。受け答え、挨拶、技術もプレーも何も言うことない。完ぺきと思っている。覚悟が決まっているやつなんで本気で開幕一軍を取りに行くと思う。夢とかじゃない。何も心配していないですね。グラウンドにスカウトが送り出し、あいつが勝手に成長すると思う」と感心しきりで１年目からのブレークに太鼓判を押した。