新日本プロレス29日静岡大会の「ワールドタッグリーグ」Aブロック公式戦で、海野翔太(27)、本間朋晃(48)組がゲイブ・キッド(27)、SANADA(36)組に3敗目を喫した。
同世代のゲイブと激しい攻防を展開した海野は、ローリングラリアートを浴びながらもパイルドライバーを阻止。必殺のデスライダーを決めて、勝負を本間に託す。
本間はこけしロケット、カミゴェ式こけしロケットでSANADAを攻め立てるが、こけし落としだけは決められない。レフェリーの目をかいくぐっての急所攻撃からシャイニングウィザードを浴びると、Skull Endでギブアップを喫してしまった。
さらに海野にアクシデントが降りかかる。試合中に左足首を痛めていた海野は、試合後に自力で立ち上がることができず。ヤングライオンに肩を借りて立ち上がると、一人で足を引きずりながら退場した。
バックステージには左のシューズを脱いだ状態で登場。倒れこみながらも「東京ドーム前に次から次へと…障害が降りかかって来るよ。クソッ! それでも諦めねえぞ。諦めねえよ」と、IWGP世界ヘビー級王者ザック・セイバーJr.に挑戦する来年1月4日東京ドーム大会を目前に控えている中での負傷に悔しさをにじませた。
「足がなんだ。知ったこっちゃあるか。俺の足なんかより、俺の夢や、応援してくれるファンの夢の方が俺は大切なんだよ。諦めてたまるか」と最後まで強気な発言を貫いていたが、重傷でないことを祈るばかりだ。