柔道女子52キロ級で2021年東京五輪金メダルの阿部詩(24=パーク24)が、大会前の減量のこだわりを明かした。
阿部は29日、都内で行われた厚生労働省とスポーツ庁による健康増進イベント「第13回健康寿命をのばそう! アワード」に出席。医師でスポーツドクターの能瀬さやかさん(35)と、スペシャルトークショーを行った。
52キロ級の阿部は、アスリートとしての食事について「自分自身に必要な栄養素を取ることは大切にしているし、その日動いた消費カロリーを大体計算しながら摂取している。それ以上にカロリーを取りすぎたり、それ以下でも次の日のパフォーマンスに関わってくるので」と力説した。
大会前の減量については「私の場合はあまり減量幅が少ない。逆に自分自身の階級に体重を合わせていくことで、すごく気持ちも引き締まって、すごく体も動きやすくなる。試合が終わって何も(食事などを)制限しない時は、逆にストレスがたまる。自分自身の健康に気を付けている時のほうが、心も体も引き締まる」と熱弁した。
その上で「(日ごろから)なるべく代謝を下げないようにしている。体が冷えるとあまり(体に)良くないと聞くことが多いので、毎日湯船につかることは心がけている」と体重調整の方法を明かした。