イングランド・プレミアリーグ第13節(29日=日本時間30日)でブライトンの日本代表MF三笘薫(27)はホームで1―1と引き分けたサウサンプトン戦で今季3点目となる先制ゴールをマークした。チームは勝ち点1を積み上げ、暫定リーグ2位に浮上した。
左サイドで出場した三笘は序盤から好機を演出し、迎えた前半29分、右サイドからのクロスに走り込むと、マッチアップしていたサウサンプトンの日本代表DF菅原由勢をかわし、豪快なダイビングヘッドで2試合連続ゴールを決めた。同リーグ通算13ゴール目。レスターでリーグ制覇を果たしたFW岡崎慎司が持つ同リーグの日本人最多得点「14」に迫った。
三笘はその後もチャンスをつくり出したものの、後半に同点ゴールを許し勝利を逃した。地元メディア「SussexWorld」は、選手評価で三笘にチーム最高点となる「8」を付け「6分の素早いカウンター攻撃は惜しくも枠を外したが、29分にはクロスから見事なヘディングシュートを決めた。常に危険な存在で、簡単に選手をかわしていく。見ていて気持ちがいい」と指摘した。
三笘がゴールを決めながらも勝ち切れなかったブライトンは、昨季王者のマンチェスター・シティーと同じ勝ち点23とし、暫定ながらリーグ2位に浮上(首位はリバプール)。ファビアン・ハーツラー監督は「我々は努力を続けなければならない」とし、今後に向けて「パフォーマンスに重点を置き、選手個々が向上すれば結果はついてくるだろう」と先を見据えていた。