FA市場最大の目玉となっているフアン・ソト外野手(26=ヤンキースからFA)を巡る動きが慌ただしくなってきた。「15年7億ドル(約1048億円)」という声まで上がっているソトに対し、ヤンキース、メッツ、ドジャース、レッドソックス、ブルージェイズの5球団が正式オファーを提示したとされるが、米ブックメーカー「Bovada」が移籍先のオッズを公開している。
一番人気はメッツで―125(1・8倍)。ライバルのヤンキースが+110(2・1倍)と僅差で迫っており、やはりニューヨーク勢の2強ムードだ。3番人気は「12年総額6億ドル(約900億円)」のオファー提示が報じられたばかりのレッドソックスで+525(6・25倍)。大谷翔平投手(30)が所属するドジャースは+700(8倍)、ブルージェイズが+750(11・8倍)で、札束合戦には強いはずのドジャースは5球団中、まさかのブービー人気となった。
このオッズについて米メディア「ラリー・ブラウン・スポーツ」は「火曜日(日本時間27日)の早い段階ではドジャースがソトと契約する確率が高かった。しかし、チームがブレイク・スネルと契約するために多額の費用を費やしたため、ソトを加えるという期待は下がった」とドジャースの人気急落の理由を解説。大谷とソトの〝夢の球宴〟は幻となるのか。