レアル・ソシエダード(スペイン)の日本代表MF久保建英(23)が、ビッグクラブへ〝直接アピール〟に成功していた。28日に行われた欧州リーグ(EL)1次リーグ第5戦ホームのアヤックス(オランダ)戦で1ゴール1アシストをマークし、2―0の勝利に大きく貢献した。
英メディア「TBRフットボール」によると、イングランド・プレミアリーグのアーセナル、リバプールのスカウトがこの一戦を視察したという。「アーセナルとリバプールは、ともに新たなウイングを求めている。リバプールはモハメド・サラーの契約状況が未解決であるため、後釜が必要となる可能性がある。一方、アーセナルはブカヨ・サカの控えが必要だ」と指摘した。
さらに、イングランド・プレミアリーグ勢のアストンビラとニューカッスルのスカウトも同戦を視察したとした。それだけに、久保だけではなくRソシエダードのスペイン代表MFマルティン・スビメンディや、アヤックスのオランダ代表DFヨレル・ハトも視察のターゲットになっていた模様だ。
また、久保に関して同メディアは「アーセナルとリバプールはともに久保に興味を示しているが、この争いではアーセナルが優勢かもしれない。(アーセナルの)ミケル・アルテタ監督はサンセバスチャンのチームと強いつながりがあり、今夏にはミケル・メリーノが加入するなど、両クラブは近年、多くの取引を行っている」と指摘した。