年末年始は気のゆるみからか、いつもより酒量が増える。さすがに今はもうないが、かつては嘔吐するまで飲むこともあった。「胃液の酸が食道や歯に良くないから嘔吐しないほうがいい」とも言われるが、ガマンできるもんじゃない。
ドクターによると「嘔吐という生理行動は、生命を維持するための最も重要な仕組みの1つ」だという。これを聞くと、「なーんだ。じゃぁ、出しちゃったほうがいいじゃん」と思うかもしれないが、超緊急時のための行為なだけにカラダにとってはかなりの負担となる。中でも避けたいのは、指を口に突っ込んで強制的に嘔吐すること。とはいえ、酒飲みであれば「無理にでも吐いてスッキリしたい」という時もあるだろう。そんな時に試して欲しいのが、キムチや香水といった香りの強いものを嗅ぐことだ。これはドクターに教えてもらった方法で、科学的裏付けもある。私も実際にやったことがあるが瞬殺だった。
また、「水を2~3杯飲んで胃に刺激を与えるのも有効」とのこと。飲み過ぎてしんどい時の知恵として、頭の片隅に置いておけばいい。
まぁ、嘔吐するまで飲まなければいいのだが、酒が入ると色んなことがどうでもよくなってしまいがち。しんどい思いをしないためにも、年末はいつも以上に酔う前にケアをしておきたい。一番カンタンなのは、飲む前に少しでもいいから何か食べておくこと。酒飲みとしては、すきっ腹にビールを流し込む瞬間がたまらないのだが、そこは「カラダのため」と割り切ろう。
最近のおすすめは、いなり寿司。油揚げの油はアルコールを胃に長くとどめてくれるし、油揚げの元となる大豆のたんぱく質、米の糖質はアルコール分解時の原動力となる。腹持ちも良く、酒席でドカ食いをして血糖値がいきなり上がるのも防いでくれる。そう、いなり寿司は、まさに酒飲みの救世主。忘年会・新年会前は、いなり寿司を食べてから挑もう。