DDT1日の品川大会で、KO―D無差別級王者のクリス・ブルックス(33)が初防衛戦(12月28日、東京・両国国技館)で対戦する〝カリスマ〟佐々木大輔(39)と時間切れ引き分けで遺恨を深めた。
この日はクリス率いる「シャーデンフロイデ・インターナショナル」とカリスマ率いる「ダムネーションT.A」がシングル5番勝負で対戦。事前に両軍代表が提出した出場順に従い選手が登場する形で5試合が組まれ、クリスは佐々木とその1戦目で激突した。
試合は序盤から佐々木が仕掛ける展開。ラフ攻撃も交えつつドラゴンスクリューや足4の字固めなど左足に攻撃を集中され悶絶した。だが終盤の場外戦では2階席も駆使してクリスがペースを取り戻すことに成功だ。テープでカリスマの手足を縛ってゴムパッチンを敢行するなど反撃した。
だが試合時間10分では決着つかず。時間切れ引き分けのゴングが鳴らされると両雄はリング上でにらみ合った。その後対抗戦は5戦目が再試合にまでもつれた末に正田正田壮史がイルシオンを下してシャーデンフロイデが勝利した。試合後、クリスは「今日はギリギリだけど勝ちました」と自軍の勝利を喜ぶ。その上で「両国も勝つ。絶対」と拳を握った。
一方のカリスマは「10分じゃ足りねえ。次は100分用意しろ!」と理不尽な要求。そして「もう12月…。ティクタク、ティクタクってヤツだ。お前がチャンピオンでいられるのも、あと28日だ、分かったか!」と叫んだ。