女子プロレス「スターダム」の極悪軍団「Ｈ．Ａ．Ｔ．Ｅ．（ヘイト）」に所属するテクラ（３１）が１日、またもスタッフに暴行を働いた。
この日の新潟・デュオ・セレッソ（上越）大会で渡辺桃と組み、タッグリーグ「ゴッデス・オブ・スターダム」ブルーゴッデス最終公式戦に出場。ここまで４勝１分け２敗で勝ち点９の２人は、勝ち点７の羽南＆飯田沙耶と対戦した。
テクラは渡辺と悪の連係で圧倒し、得意の場外乱闘に持ち込んだ。だが、乱闘中に渡辺に強烈なナックルが誤爆。場外カウントが数えられる中で、飯田のダイビングショルダータックルをくらったテクラは、場外で大の字になった。その隙にリングに戻った羽南に勝利を奪われてしまった。
これで勝ち点９となった羽南組の決勝トーナメント（７日、浜松）進出が決定。これに激怒したテクラは、試合後に羽南に襲い掛かり、岡田太郎社長の襟元をつかんでもみ合いになった。さらに仲裁に入った飯田と男性スタッフを殴り飛ばし、ＫＯしてしまった。
別の男性スタッフとレフェリーに取り押さえられたテクラは「こんなところクソくらえ！ スターダムはクソだ。くたばれ岡田。羽南、飯田、次会った時はお前たちの終わりだ！」と大暴れしながら控室へ連行された。
この事態に団体は公式Ｘ（旧ツイッター）で「試合後の場外乱闘にて、テクラ選手が当社運営スタッフに暴行を働いたため、現在処分を検討しております。処分内容に関しましては決定次第発表させていただきます」と発表した。
テクラは７月７日の後楽園大会でも撮影スタッフをベルトで殴り飛ばし、スマートフォンを強奪。３大会の出場停止と、その間の選手給の減額処分が科されていた。